グループ展「閉園後には、」の会期が無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
展示させていただいた連作の掲載も今回で最後となります。
はじまりの一枚「AM0:00 開演」と対をなす、終わりの一枚です。
今回の連作では閉園した廃遊園地に現れる幽霊の少女を描いています。
一夜限りの儚い存在といったイメージで、色のない真っ白な少女としてデザインしました。
共通するタイトル「閉園後のGiselle」は、バレエの演目「ジゼル」における朝が来ると消えてしまう亡霊のジゼルになぞらえたもの。
夜に咲き朝にはしぼんでしまう月下美人も、テーマを象徴するモチーフとして描いています。
コンセプト上時間の経過を表現したかった事が、連作という表現に至ったきっかけでした。
番外として描いた「Giselleの肖像」は、山田唄様がコメントで推測されていたように少女の生前の姿を描いた遺影と言うべきもの。
一見可愛らしい少女の絵ですが、全体を通してみると切ない印象になるような表現を狙っています。
以下に改めて連作を掲載させていただきます。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。