イラストレーター 夕橙のブログ

イラストレーター、夕橙のブログです。自作のイラストなどを公開していきます。

制作過程

廃墟の霊 着彩2

一週間程間が空いてしまいました。予想していた事ですが、仕事が忙しくて平日は何もできませんでした…。 前回から人物を描き込んでいます。下塗りの色を拾いながら調子を整え、ディテールを上げていきました。 今回は窓の外からの青い光を光源にしながら、影…

廃墟の霊 着彩1

仕上がりのイメージを明確にする為にざっくりと下塗りをしました。ここまではレイヤーは分けずに、はみ出し等もほとんど気にしないで塗っています。 ペン入れの時点で背景を結構描き込みましたが、暗くなった事でよく見えなくなっています。当初から暗くすれ…

廃墟の霊 ペン入れ

今回は背景も含め全体にペンを入れました。 廃墟の雰囲気を出す為に背景は割とゴリゴリ描き込んでいます。その分人物はペンタッチやベタを抑えてすっきりした描き方にしてあります。 タッチの違いや密度の差で背景と人物を分ける事で人物を浮かび上がらせる…

廃墟の霊 下描き

新作に取りかかりました。今回は「ベタなホラー」をコンセプトに描いています。夏のうちに描いておくべき案件だった気もしますが…(笑) 今回は鉛筆を使わずに仕上げてみようと思うので、ペン入れのし易さを重視して漫画原稿用紙に描いています。 構図はアイ…

solitude

完成しました。正式タイトルは「solitude」。死を看取る事を宿命付けられた死神の孤独というテーマです。 前回で人物についてはほとんど完成していたので、後は背景の月と魂をイメージした光を散りばめました。最後にイメージに近づける為、少し色調補正をか…

死神 着彩2

着彩を進めました。陰影とライトを描き込んで全体のコントラストを上げると共に、要素ごとの明度差を調整して画面を整理しています。 隣り合うモチーフが同化してしまわないように、エッジのハイライトや差し色を使って形を明確にするよう意識しました。無彩…

死神 着彩1

ひとまずパーツ毎に分けて色を置きました。無彩色主体の中で部分的に彩度の高い色を使うイメージです。 髪の色は当初銀髪をイメージしていましたが、全体のバランスを考慮すると顔周りに強い色があった方が良いように思ったので赤髪にしました。 ここから描…

死神 ペン入れ〜着彩前

下描きを微修正の後ペン入れをしました。前回の記事で山田様にもコメント頂きましたが、今回の構図は人物を大きく見せる為に他の要素を大きくトリミングした形になっています。その中で最低限モチーフと位置関係がわかるように意識しています。 構図が安定し…

死神 下描き

次作の下描きです。死神の少女、というイメージで描いています。 今回は髑髏に口付けする仕草を印象的に見せるため、キャラを大きく入れて構図を取りました。キャラクターメインのイラストなので背景はシンプルに仕上げる予定です。 近頃暑いせいか衣装の露…

恋情の残影

ジゼルのイラストが完成しました。正式タイトルは「恋情の残影」です。 当初の狙いどおり人物を白く浮き上がらせる為に、背景の明度を落としました。近景と遠景の差を明確にする為、近景のライトを中心に加筆し、遠景は彩度とコントラストを抑えるように調整…

ジゼル 着彩2

人物を描き込みました。今回は線画に頼らない表現という事で、人物は厚塗りで描いています。 実験的な試みですが、紙の目を活かした鉛筆のタッチで描いた背景と、紙目を潰して上から描き込む厚塗りで描いた人物の表現の差で、精霊であるジゼルに異質な印象を…

ジゼル 着彩1

今回はデジタル着彩ですが、ほぼアナログの透明水彩での塗り方と同じ方法で進めています。具体的には乗算で淡い色を何度も重ねて色を作っていく方法です。 今回は朝が来ると消えてしまう精霊のジゼルの儚さを表現する事を目指しています。そのため情景の設定…

ジゼル 着彩前

鉛筆で描き込みました。人物はこの段階ではあまり手を入れずに背景をひたすら描き込んでいます。 今回はあえてペン入れを行わず、線画に頼らずにどこまで描けるか挑戦してみようと思っています。インクの黒が無い分、近景と遠景のコントラスト差が弱くなって…

ジゼル 下描き

このところキャラ単体のイラストが多かったのですが、そろそろちゃんとした一枚絵を描こうと思います。完成までに時間が掛かるのでまた制作過程を公開していきます。 この絵は有名なバレエの演目「ジゼル」をイメージして描いています。恋人に裏切られて狂乱…

朽ちた永遠

ようやく完成です。正式タイトルは「朽ちた永遠」。 前回から主にキャラのライトを中心に加筆しています。暗い背景とキャラのシャドウ部の分離をよくするため、境目に彩度の高い色を差しました。 人形と時計は目立つように明るめにし、他にも全体的に明度や…

人形と骸骨 着彩3

今まで放置していた背景を描き込みました。背景はキャラ以上に低彩度かつコントラストも低めにしてキャラを目立たせる事を意識しています。 キャラの陰影はざっくりと描き込んだものを適宜なじませるようにして描き込んでいますが、背景は乗算レイヤーで何度…

人形と骸骨 着彩2

キャラの陰影を描き込みました。塗り分けの時点で全体的に暗めの色調にしていましたが、シャドウはさらに思い切って暗くしています。最終的に背景よりキャラのコントラストが強くなるようにしたいので、影をはっきり付けてメリハリを意識しています。 今回は…

人形と骸骨 着彩1

ひとまずパーツ毎に単色で塗り分けました。前回は着彩は全てCLIP STUDIO PAINTで行いましたが、今回はパーツの塗り分けはPhotoshopで行っています。 鉛筆のタッチが入っているため塗りつぶしでのパーツ選択はできないので、パスで選択範囲を取れるPhotoshop…

人形と骸骨 着彩前

鉛筆で描き込みました。今回は暗さを出したかったのでいつもよりがっつり塗り込んでいます。今回もデジタルで着彩していくつもりなので紙が傷むのを気にせずにゴリゴリ描きました。 全体に暗めのタッチを入れているのでキャラが背景に同化しないよう、コント…

人形と骸骨 ペン入れ

ペン入れをしました。今回は背景はペン入れせずに鉛筆で描き込む予定です。 かなり暗い空間を想定しているので、ベタを多めに使っています。現在白になっているところも暗めに塗っていくつもりですが、現状のコントラストがバキッと付いた感じも好きだったり…

人形と骸骨 下描き

新作に取りかかりました。 前回はキャラ重視で自分にしてはキャッチーな方向性を目指したのですが、今回はその反動で(笑)ダークな絵を描きたくなりました。 人形というモチーフは今までも描いてきた自分の特に好きなものの一つで、骸骨も定番のモチーフと…

丑三刻の鬼と巫女

完成しました。正式タイトル「丑三刻の鬼と巫女」です。 前回から背景に陰影を描き込み、空に月を描きました。このイラストは寒色系の空間で赤をポイントに使う事にしているので、月も赤く塗っています。 背景を仕上げた後は人物の目や口を描き込みました。…

鬼と巫女 着彩1

着彩を進めました。レタッチまではPhotoshopを使用していますが、着彩はCLIP STUDIO PAINTをメインで使っていきます。 まずはモノクロの画像を乗算で配置し、その下にパーツ毎にレイヤーを分けて単色でベースを塗っていきます。寒色系の空間を想定して鉛筆の…

鬼と巫女 着彩前

鉛筆で陰影を描き込んだ状態です。ここからデジタルで着彩していくので、塗りやすいように一旦グレースケールにしてあります。紙のテクスチャを活かしたいので白は飛ばさずに残しています。 今回はデジタル仕上げなのでスキャンしてデータ化した後、レタッチ…

鬼と巫女 ペン入れ

ペン入れをしました。今回は背景もある程度かっちりさせたかったのでペンを入れています。 黒ベタは重なり合う要素を整理してすっきり見せる為に使用しています。特に白姫の持っている榊の辺りはごちゃついているので、後ろの紅の外套をベタで黒くして多少は…

鬼と巫女 下描き

下描きができました。今回はキャラを大きく見せることを重視して、背景はシンプルにしています。 キャラが多い上に結構気合を入れてデザインしたため、見せたい所が多く構図に苦労しました。結局最低限見せたい要素がかち合わないように描くのが精一杯という…

鬼と巫女 キャララフ2

前回に引き続きキャラのラフと設定を書いていきます。 左:茨木 紅(いばらき こう)右:菊池 瑠衣(きくち るい) 紅が鬼となった少年、瑠衣が紅に憑いている幽霊の少女です。 紅の名字の茨木は伝承の鬼、「茨木童子」から。名前は自分の中で鬼は赤のイメー…

鬼と巫女 キャララフ1

これまで制作してきた四季連作は情景を重視したイラストだったので、今度はキャラを前面に出したイラストを描いてみたいと思います。 漫画のネタとして設定だけぼんやり考えていたものを元にして「ラノベっぽい」感じを目指して一枚描いてみようと思うので、…

血華の葬列

完成しました。四季連作・冬、正式タイトル「血華の葬列」です。 白いものを活かすためには濃い所との濃度差が重要だと思ったので、背景の雪原については前回からほとんど加筆せず、人物と椿の濃度とコントラストを高めて白を際立たせる方向で仕上げました。…

四季連作・冬 着彩1

着彩を進めました。全体を寒色系の色味に寄せるため、影を中心に淡く青を敷いています。 今回は白い背景に人物と椿が浮かび上がるような見え方を目指して、人物と椿を中心的に描き込んでいます。背景はほぼモノトーンで仕上げ、彩度の高い赤を際立たせる計画…

四季連作・冬 着彩前

鉛筆で遠景と陰影を描き込みました。ちょっと思いついたのでこっそり包帯も描き足しています。 ずっと空いていた画面上部の空もようやく描き込まれました。厚い雲に覆われた曇り空で、遠くの雲間から光が射しているというイメージです。 イメージに近付くよ…

四季連作・冬 ペン入れ

下描きの微修正の後ペン入れを行いました。 下描きを描いた直後にはなかなか客観的に見る事は難しいのですが、少し時間をおいて見直すと気になるところが出てきます。ペンを入れてしまうと線の修正がきかなくなってしまうので、慌ててペン入れに進まずに少し…

四季連作・冬 下描き

四季連作、最後の一枚となる冬のイラストに取りかかりました。今回も制作過程を公開していこうと思います。 まずは下描き。今回は雪原のイメージで割とシンプルな構成にするつもりでしたが、近景の椿にかなり手こずりました。 人物の歩いた跡に落椿が残ると…

紅蓮の彼岸

ようやく完成致しました。四季連作・秋、正式タイトルは「紅蓮の彼岸」です。画像は最終データとしてPhotoshopで原画の色に近づける為に補正をしています。 コントラストを上げるために細部を濃いめの絵の具で描き込んでいきました。空の上部は紫寄りに調整…

四季連作・秋 着彩2

全体に色が乗ってきました。徐々に固有色を前面に出すようにして、塗り重ねながら濃度を上げていきます。このイラストで中心になる赤を印象付けるように意識し、同じ赤でも空と紅葉と彼岸花、それぞれで少しずつ色相を変えて画面に変化を持たせるようにして…

四季連作・秋 着彩1

また間が空いてしまいましたが、着彩に入りました。全体に少しづつ手が入って、色の方向性が決まってきたところです。 自分は透明水彩で塗る場合、絵の具を混ぜて色を作る混色という方法を全くと言っていい程行いません。水で薄めた淡い色を塗り重ねて、紙の…

四季連作・秋 着彩前

鉛筆で描き込みました。全体に陰影が着いて空間や立体感が出てきたのではないでしょうか。この工程で全体の明度の分布がほぼ決まります。 逆光のライティングでミステリアスなムードを出す事と、夕日が沈む空の抜け感を出す事を目標に描きました。 初めは2B…

四季連作・秋 ペン入れ

長らくお待たせしております四季連作・秋の制作過程、鉛筆で描き込んでから公開する予定でしたが、ひとまずペン入れが完了したところで公開致します。 下描きから細部を微修正しつつ、主に丸ペンを使用して描いていきました。後先考えずに面倒な下描きをした…

四季連作・秋 下描き

連作で手がけている作品の3枚目、秋の作品を描き始めました。 今回は他の方のブログを参考にさせていただいて、制作過程の画像を公開してみようと思います。完成までに時間が掛かるので場繫ぎという事でもありますが…(笑) 基本的にまとまった時間がある時…