「オルレアンの乙女」ことジャンヌ・ダルクをイメージして描いてみました。結構前から空いた時間でちまちま描いていたものです。
ジャンヌという女性はカトリックの聖人にも認定されている、聖女としてのイメージの強い人物です。同時に軍人として戦争に従事した人物であり、異端の魔女として処刑された人物でもあります。
そのドラマティックで悲劇的な生涯から創作においても人気の高い人物で、様々なジャンヌ像が描かれてきましたが、この絵では「聖女」と「魔女」という二面性に着目して表現してみました。
普段は割とぼかしてなじませるようなタッチで塗っているのですが、今回は少し荒めに筆跡を残すような塗り方にしてみました。アナログのアクリル絵の具なんかに近い雰囲気で結構いい味が出たように思うのですが、タッチを整えるのに時間が掛かるのがネックですね。ツールのカスタマイズ等で改善できるのかもしれませんが。