久しぶりにモノクロ絵です。ベタを多く使ってはっきりした陰影を付けて描いてみました。
「青春」という言葉からは爽やかな印象を受けますが、実際は必ずしもきれいなものばかりでは無いという気がします。
若さ故の無力さや理想と現実とのギャップ、狭い世界での濃密な人間関係から来る軋轢等、ままならないものも多く鬱屈した感情を溜め込んでしまうのも青春時代だと思います。
そうした「痛み」とそれに抗おうとする衝動を表現してみたいと思いました。いわゆる青春小説なんかでも、こうした「青春の陰」を描いたものが好みだったりします。