愛知県「箱の中のお店」にて現在開催中のグループ展「花色金魚想」に出展している作品です。
「花と金魚」というテーマから華やかで明るい作品が多くなると予想して、敢えてダークなテーマで描いてみました。ダークなのはいつもの事ですが…。
鉛筆の下絵に軽く水彩で色を乗せて、デジタルで細かく描き込んで仕上げました。
「葬式」というイメージに合わせて極端に彩度を抑えたモノクロに近い色味で描き、金魚の赤を浮き上がらせるようにしています。
金魚鉢の中の少女は上半身のみにして、衣服の広がりと合わせて金魚のようなフォルムを意識しています。
前景の菊の花はとても細かく大変なモチーフでしたが、時間を掛けて丁寧に描きました。
作品はデジタルですが、展示は高級和紙にプリント、額装にもこだわっています。
会場にて実物をご覧いただけましたら幸いです。