先日、箱の中のお店にて開催のグループ展「水底に眠る」が無事終了いたしました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
個人的には久しぶりの参加となった箱の中のお店の企画展でしたが、相変わらず居心地のいい空間で、楽しい展示となりました。
今回の出展作品をこちらにも掲載させていただきます。
今回の作品はアンデルセンの童話「人魚姫」をベースに、そのアナザーサイドといったイメージで制作しました。
物語のラスト、人魚姫は王子を短剣で殺害することができずに泡となって消えるという原作に対し、王子を殺して自分のものにしてしまう事を選んだ人魚姫です。
歪んだ結末ではありますが、人魚姫にとってはある意味原作よりも幸せな選択なのかもしれません。
人魚姫の表情は陶然とした笑顔で一見明るい印象を持たせ、全体像を見ると印象が変わって見えるような表現を意識しました。
描いている花はアンデルセンの故郷デンマークの国花であるマーガレット。
花占い等、恋にまつわる花というイメージもあり、作品のテーマにも合ったモチーフだと思います。
現在期間限定で「水底に眠る」の作品通販も行われています。
自分の作品も原画とポストカードを取り扱っていただいていますので、展示に来られなかった方もこの機会にぜひご利用ください。