イラストレーター 夕橙のブログ

イラストレーター、夕橙のブログです。自作のイラストなどを公開していきます。

とこしえの華

先日グループ展「カルポディエム~今日という日の花を摘む~」が無事終了いたしました。

「花」がテーマの展示ですが、タイトル通り花に込めた心情に沿った表現が印象的で、ジャンルも幅広く様々な個性の楽しめる展示でした。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

 

今回の出展作品をこちらにも掲載いたします。

「とこしえの華」

今回の作品は珍しく明るめの色遣いで仕上げていますが、テーマやモチーフはこれまでの自分の世界観を踏襲したものとなっています。

度々扱ってきたヴァニタスのイメージを根底に、器物としての人形の永続性にスポットを当てた表現として描いています。

添えられた植物はスターチス沈丁花、ストック、アイビー。

どれも「永遠」や「不滅」といった花言葉をもっています。

ヴァニタスの定番モチーフである髑髏は生命の儚さを表し、永遠の美しさに対する対比と「今日という日を大切に」というカルペ・ディエムのメッセージを込めています。

 

次の予定までは少し間が空きますが、次回の展示に向けて新作を制作しています。

追って告知もさせていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

グループ展「カルポディエム~今日という日の花を摘む~」告知

次回の展示の告知です。

愛知県・ギャラリーカフェテオにて開催される企画展「カルポディエム~今日という日の花を摘む~」に出展します。

会期は2022年10月15日(日)~11月2日(水)となります。

 

ギャラリーカフェテオさんは地元のギャラリーという事で何度も足を運んでいる馴染みの深い場所なのですが、企画展への参加は今回が初となります。

カフェのメニューもとても美味しく、落ち着いた良い雰囲気のお店なので休憩がてらお楽しみいただければ幸いです。

展示をご観覧の際は飲食のオーダーをお願いします。

 

今回のテーマは「花」。

とはいえタイトルの「カルポディエム」の由来である「カルペ・ディエム(その日を摘め)」という哲学的な命題にも関連する、多様な意味を内包した解釈が可能なものとなっています。

あまり難しく考える必要はありませんが、それぞれの作家がどのようなアプローチの表現を見せてくれるのか、個人的にも興味を惹かれる展示です。

 

自分の作品はこんな感じ。

自分としては珍しく明るめの色調となっていますが、これまでの作品にも通じる世界観をベースに少し角度を変えたイメージで制作しています。

ご興味あればぜひ会場で原画をご覧ください。

 

現在は岐阜県・ギャラリームースにて「fructus2022 岐阜巡回展」も開催中です。

yudie.hatenablog.com

こちらも合わせてよろしくお願いいたします。

「名古屋コミティア61」告知

前回アナウンスした通り、次回のイベント参加も間近に迫ってきましたので告知します。

2022年10月2日(日)、愛知県の名古屋国際会議場 白鳥ホールにて開催される同人誌即売会「名古屋コミティア61」に出展します。

スペースはG-21「VANITAS VANITATUM」です。

 

名古屋コミティアはすっかりお馴染みとなったイベントですね。

地元という事もあり比較的気も楽なので、当日が楽しみです。

前回の名古屋イラストマーケットからあまり日も空いておらずほとんど代わり映えはしませんが、よければ遊びに来てください。

今回の商品を以下にまとめていきます。

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狐と死人

本日グループ展「落ち葉を連れて朽ちる」が無事終了いたしました。

今回は作業が立て込んでおり在廊は叶いませんでしたが、webで拝見した限りでも充実した良い展示となっていた事が感じられました。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

 

「落ち葉を連れて朽ちる」及び「fructus2022」にて出展していた作品をこちらにも掲載いたします。

「狐と死人」

両展示は秋がテーマという事で、秋の花であり個人的にも好きなモチーフの彼岸花を中心に構想を練っていきました。

彼岸花曼珠沙華の別名も有名ですが、他にも様々な異名があります。

今回はそんな異名の中から「狐花」と「死人花」というものに着目して、二人のキャラクターの関係性をメインに見せる構成としています。

ある少女に恋をした妖狐が、亡くなった少女の遺体を妖力で蘇らせたといったシチュエーションをイメージしています。

彼岸花はこれまでも何度か描いてきましたが、実を言うとかなり苦手なモチーフでこれだけの量を描くのには苦労しました。

苦労の甲斐あって(?)好みの世界観に仕上がり気に入っています。

 

二週続けての展示に区切りがついたところですが、この後もイベントが迫っています。

そちらも追って告知させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

ドローイング「死人花」「紫苑」

先日「fructus2022 愛知展覧会」が無事終了し、現在は大阪にて「落ち葉を連れて朽ちる」が開催中となっています。

yudie.hatenablog.com

今回は「落ち葉を連れて朽ちる」の物販にて販売しているドローイング作品を紹介させていただきます。

死人花

1点目はメインの展示作品にも描いている少女をイメージしたもの。

展示テーマでもある「秋と死」を前面に出した形の一枚です。

「紫苑」

2点目は「追憶」「君を忘れない」といった花言葉をもつシオンの花を添えた一枚。

秋に感じるノスタルジックな切なさをイメージしています。

 

今回はドローイングという事であっさり目に仕上げた小作品ですが、メインの展示作品はサイズも大きめでしっかり描き込んで仕上げています。

合わせてぜひ会場でご覧いただければ幸いです。

「落ち葉を連れて朽ちる」会期は9月26日(月)までとなっていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

グループ展「落ち葉を連れて朽ちる」告知

先日「名古屋イラストマーケット」が無事終了し、本日より「fructus2022」がスタートしました。

にわかに忙しくなってきましたが、次回の展示も迫っていますので告知させていただきます。

 

大阪府・ぎゃらりぃ あとにて開催の企画公募展「落ち葉を連れて朽ちる」に出展します。

会期は2022年9月21日(水)~9月26日(月)となります。

展示の詳細は以下のリンクをご参照下さい。

 

落ち葉を連れて朽ちる - gallery-ato ページ!

 

春・夏と続いてきた四季テーマの企画展、次回は秋の展示です。

テーマは「秋と死、秋の死」「季節の終わりや儚さ」となっています。

秋は豊かな実りのイメージもありますが、どこかノスタルジックな哀愁も感じさせる季節だと思います。

仄暗い切なさを孕んだテーマとも相性が良いように思うので、今回の展示も楽しみにしています。

 

自分の作品は「fructus2022」に出展している新作の原画をメインに、新作のドローイング2点を物販にて販売する予定です。

「fructus」にて展示しているタペストリーも大判で迫力がありますが、細かなタッチや絵の具の重なりといった質感は原画ならではなので、会場にて実際にご覧いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

グループ展「fructus2022 愛知展覧会」告知

前回に引き続き、今回は展示の告知です。

愛知県・ギャラリーチカシンにて開催のグループ展「fructus2022 愛知展覧会」に出展します。

会期は2022年9月15日(木)〜9月21日(水)となります。

「fructus」は去年より始まった秋をテーマとしたグループ展で、昨年から引き続きの参加となります。

全作品が大判タペストリー印刷にて展示されるのが特徴で、サイズの大きな迫力ある作品が並び見応えのある展覧会となりそうです。

 

今年も巡回展が予定されており、岐阜県ギャラリームースにて10月7日(金)〜10月19日(水)の会期でもご覧いただけます。

お近くの方はこの機会にぜひ足を運んでみて下さい。

 

自分の作品はこんな感じ…。

なかなか雰囲気のある作品に仕上がったように思います。

原画はまた別の機会にご覧いただけるようにする予定ですので、引き続き告知をお待ちいただければ幸いです。

 

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。