サロメ 下描き
新作に取り掛かりました。今回はオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」をイメージしています。
「サロメ」は恋した男に口づけする為、踊りの報酬にその男の首を求めるという物語です。
その退廃的な魅力から、挿絵を手がけたビアズリーを始め、多くの描き手によって描かれてきたモチーフでもありますね。
今回はとにかくデザインが難航して下描きだけで随分時間が掛かりました。普段のテイストと違うものを描こうとすると大体そうなりますが…。
露出度の高い衣装ですが華やかに見えるよう、装飾を加えて情報量を上げるようにしたのですが、装飾デザインの引き出しの少なさを痛感しました。
毎度ゴスロリかセーラー服ばかりと言うわけにもいかないので、いろいろな衣装が描けるよう研究していく必要がありますね。