先日グループ展「旧ゼロ年代展(α)」が無事終了いたしました。
様々な趣向によって各作家にとっての「あの頃」が表現されており、とても面白い展示となったように思います。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
今回の出展作品をこちらにも掲載いたします。
自分が思春期に通過した90年代後半の雰囲気や、当時のサブカルチャーにおける流行を意識したモチーフで構成した一枚です。
ノストラダムスの予言に代表される終末思想を下敷きに、黙示録における終末のラッパを鳴らす天使をイメージして描きました。
ゴスロリや東京タワーといった当時の漫画、アニメ等でもよく見られたモチーフや90年代のヴィジュアル系の世界観なんかも意識しています。
近頃の自分の作風とは少し違った雰囲気ですが、自分の表現のルーツと言えるものでもあり、懐かしい気持ちで制作できました。
久々にデジタルで仕上げた作品なので、会場では下塗りまでを行ったアナログ原画も並べて展示させていただきました。
この展示をもって年内の表立った活動は終了となりました。
しばらくは来年以降の予定に向けて水面下で準備を進めていく事になりそうです。
大きな企画も決まっていますので、また折を見て告知させていただきたいと思います。