「毒フェス」告知
次回の参加イベントの告知です。
以前の記事でも軽く触れましたが、2019年7月28日(日)、大阪の梅田アクト・スリーホールにて開催される展示即売会「毒フェス」に出展させていただきます。
自分のブースナンバーは「43」となります。
「毒フェス」は今回が第一回開催となる新しいイベントで、文字通り「毒」をテーマとしたアングラ・フェッティッシュ色の強いイベントです。
今回はご縁があり、推薦作家として出展させていただきます。
参加される作家様の顔ぶれも豪華でとても面白いイベントになりそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
イベントの詳細は以下のリンクをご参照ください。
今回のイベントでは先日告知させていただいた新刊のミニ画集「いざない」が発売となります。
表紙イラスト「誘惑と偽り」の原画も展示予定ですので、ブースにお越しの際はぜひ直にご覧になってください。
以下に今回の商品をまとめていきます。
続きを読む水底に堕ちる恋
先日、箱の中のお店にて開催のグループ展「水底に眠る」が無事終了いたしました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
個人的には久しぶりの参加となった箱の中のお店の企画展でしたが、相変わらず居心地のいい空間で、楽しい展示となりました。
今回の出展作品をこちらにも掲載させていただきます。
今回の作品はアンデルセンの童話「人魚姫」をベースに、そのアナザーサイドといったイメージで制作しました。
物語のラスト、人魚姫は王子を短剣で殺害することができずに泡となって消えるという原作に対し、王子を殺して自分のものにしてしまう事を選んだ人魚姫です。
歪んだ結末ではありますが、人魚姫にとってはある意味原作よりも幸せな選択なのかもしれません。
人魚姫の表情は陶然とした笑顔で一見明るい印象を持たせ、全体像を見ると印象が変わって見えるような表現を意識しました。
描いている花はアンデルセンの故郷デンマークの国花であるマーガレット。
花占い等、恋にまつわる花というイメージもあり、作品のテーマにも合ったモチーフだと思います。
現在期間限定で「水底に眠る」の作品通販も行われています。
自分の作品も原画とポストカードを取り扱っていただいていますので、展示に来られなかった方もこの機会にぜひご利用ください。
新刊「いざない」告知
前回の記事で予告していた新刊の詳細を告知します。
ミニ画集「いざない」
これまでにミニ原画として発表してきた、ポストカードサイズのイラストを収録したミニ画集です。
表紙イラストは描き下ろし。本文には水彩画、鉛筆画を合わせて16点のイラストを収録しました。
今回収録した作品のほとんどの原画は既にお迎えいただいており、まとまって見られるのはこの画集のみとなります。
販売は7月28日に大阪にて開催される「毒フェス」というイベントが最初になります。
ご興味ある方はぜひ会場で手に取ってご覧下さい。
イベントの詳細については後日改めてまとめさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
誘惑と偽り
新作イラストです。
来月に参加させていただく即売イベントに合わせて新刊を製作する予定なので、その表紙に使用するつもりで描きました。
新刊はこれまでに描いたミニ原画作品をまとめたミニ画集の第二弾を予定しています。
新刊及びイベントの詳細については、後日改めて告知させていただきます。
今回は表紙イラストという想定からなるべく目を引きやすいように、顔を大きく入れたアップに近い構図を取りました。
イベントの時期を考慮して夏らしいイメージも意識しています。
鬼灯の花言葉「偽り」「私を誘ってください」を軸に、色気や少し毒のある雰囲気を狙って描きました。
普段は明確にテーマのある展示用に描くことが多いため、情報量を入れにくいアップの構図はあまり描く機会がありませんでした。
描いてみると全体のバランスやポージングなどが掴みにくく、思った以上に苦労しましたね…。
大変ではありましたが、モチーフの細部までしっかり描き込む事ができるため良い経験になったように思います。
「クリエーターズマーケット」コラボ作品告知
今回は制作していただいたコラボ作品と販売イベントの告知となります。
耐熱ガラスを使用したアクセサリー等を制作しているGlass Planet様に自分のイラストをイメージしたペンダントを制作していただきました。
自分の作品の中でも人気の高い「閉園後のGiselle -AM2:00 孤独の輪舞曲-」を元に、主なモチーフである月下美人、月、星空をあしらった繊細で美しい逸品となっています。
Glass Planet様の作品は全て卓越した技術によるハンドメイド品で、複雑な花の造形もガラスによって手作業で再現されています。
こちらの作品は6月29日、30日に愛知県・ポートメッセ名古屋にて開催される「クリエーターズマーケット」にて販売されます。
ブースは3号館 C-443となります。
当日は自分もコラボ元の原画とポストカードを持ってお手伝いに行きます。
本格的な出展というわけではありませんが、遊びに来ていただければ嬉しいです。
Glass Planet様の作品はどれもクオリティの高いものばかりなので、ぜひ実際に手に取ってご覧下さい。
よろしくお願いいたします。
グループ展「水底に眠る」告知
前回予告した通り、次回の参加展示の告知です。
愛知県・箱の中のお店にて開催のグループ展「水底に眠る」に参加させていただきます。
会期は2019年7月1日(月)~7月14日(日)となります。
会場の箱の中のお店は、昨年初個展も開催させていただいた自分のホームグラウンドと言えるギャラリーですが、公募企画展への出展は随分久し振りです。
地元での新作発表も何気に今年初ですね。
慣れ親しんだ場所での展示という事で、原点回帰といった気持ちで楽しみにしています。
今回のテーマは「水、水中(海中)と、水没した廃墟・庭園・都市」。
夏の暑さも忘れるような、涼しげで少し仄暗い世界に浸れる展示となりそうです。
自分の作品は既に完成しています。
全体像を見ると印象も違って感じられると思うので、お近くの方は是非会場まで遊びに来てください。
よろしくお願いいたします。
『黒を覆う「白」』 『白を覆う「黒」』
本日をもって、グループ展「鬱と平常心」が無事終了いたしました。
遠方のため在廊は1日のみでしたが、濃密なムードの見応えある展示となり参加できて良かったです。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
今回の出展作品をこちらにも掲載させていただきます。
今回はテーマを元に構想し、対になる形の2点の新作を展示していました。
黒を覆う「白」は暗い感情を笑顔で覆い隠すようなイメージ、対して白を覆う「黒」は鬱屈した感情に覆われた虚無感をイメージしています。
表情や色味は対比の構図ですが、実際には二枚で一つの「鬱」を表現しました。
それぞれバックには黒百合と白百合をしっかりと描き込んでいますが、あえて絵具で大胆に上から塗り潰しました。
自分なりの心情の表現でもあり、自分の武器である繊細なタッチをあえて壊してみるという挑戦でもありました。
とはいえ結構頑張って描いたので、絵具の重なりから透けて見える花も感じ取っていただけたら嬉しいです。
次回の展示についても予定が決まっていますので、また近々告知できればと思います。