イラストレーター 夕橙のブログ

イラストレーター、夕橙のブログです。自作のイラストなどを公開していきます。

動画「星の意志」イラスト制作

ご依頼をいただき動画用のイラストを制作させていただきましたので、紹介します。

以前にも動画や小説表紙のご依頼をいただいた、エコー様の新作動画となります。

今回のテーマは生命の本質としての侵略や搾取、ひいてはそれが星の意志と言えるのではないか?といったもの。

エコー様らしい皮肉の効いた題材で、普段の自分の作風とは異なる表現に挑戦することができました。

今回は動画の展開に合わせて差し替えられるよう、差分を含めた形で制作しています。

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侵略的宇宙進出といったイメージを基に、地球から軌道エレベーターが異星に到達している状態を描き、差分でさらにイメージを展開しています。

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髑髏の浮かびあがった地球を頭部として、軌道エレベーターを脊柱に見立てた骸骨のビジョンを重ねて侵略者としての地球を表現しました。

絡みつくイバラは資源を吸い上げ搾取するイメージ。赤に白斑の薔薇には「戦争」の花言葉があります。

差分の制作を前提に下絵はアナログの鉛筆画を別々に描いて、デジタル合成で一枚の作品に仕上げています。

こうした手法もこれまでにない試みで、依頼制作ならではの挑戦要素の多い作品となりました。

 

当初はよりSF色の強いイメージを提示されていましたが、自分の描けるモチーフの引き出しや得意な表現と擦り合わせて相談する中でファンタジー色の強いビジュアルに落とし込む形となりました。

自分の作品を理解してくれている先方に甘えた形とも言えますが、お互いの個性を活かしたコラボとなったのではないかと思います。

文字や差分を含めた演出の加わった動画も面白い仕上がりとなっていますので、そちらもご覧いただければ幸いです。

2022年 明けましておめでとうございます。

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明けましておめでとうございます。

年末に慌てて年賀絵を描くなどしていましたが、無事新年を迎えることができました。

そんな今年の年賀絵は昨年描いたイラスト「九尾ノ狐」のキャラを起用しています。

もともと紅白のめでたげな配色ですし、年賀状にはぴったりかなと。

珍しく干支の寅も意識して、虎の威を借る狐という感じで虎風の面を持たせています。

新年はこのことわざのように図太くやっていけるといいですね(今考えたこじつけ)。

 

それでは改めて、今年も一年よろしくお願いいたします。

2021年活動まとめ

今年も年末となりましたので、恒例の活動振り返り記事を書いていこうと思います。

昨年に引き続きコロナ禍の影響を受けつつも、展示を中心に活動を継続していくことができました。

即売系のイベントはほとんど参加できませんでしたが、徐々に大型イベントも復活してきているので来年は機会を増やしていきたいですね。

それでは、前置きもそこそこに順を追って振り返っていきます。

作品も添えておきますので、お暇な時にでもお楽しみいただければ幸いです。

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Apocalypse -終末ノ天使-

先日グループ展「旧ゼロ年代展(α)」が無事終了いたしました。

様々な趣向によって各作家にとっての「あの頃」が表現されており、とても面白い展示となったように思います。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

 

今回の出展作品をこちらにも掲載いたします。

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「Apocalypse- 終末ノ天使-」

自分が思春期に通過した90年代後半の雰囲気や、当時のサブカルチャーにおける流行を意識したモチーフで構成した一枚です。

ノストラダムスの予言に代表される終末思想を下敷きに、黙示録における終末のラッパを鳴らす天使をイメージして描きました。

ゴスロリや東京タワーといった当時の漫画、アニメ等でもよく見られたモチーフや90年代のヴィジュアル系の世界観なんかも意識しています。

近頃の自分の作風とは少し違った雰囲気ですが、自分の表現のルーツと言えるものでもあり、懐かしい気持ちで制作できました。

久々にデジタルで仕上げた作品なので、会場では下塗りまでを行ったアナログ原画も並べて展示させていただきました。

 

この展示をもって年内の表立った活動は終了となりました。

しばらくは来年以降の予定に向けて水面下で準備を進めていく事になりそうです。

大きな企画も決まっていますので、また折を見て告知させていただきたいと思います。

グループ展「旧ゼロ年代展(α)」告知

次回の展示の告知です。

愛知県・特殊書店Bibliomaniaにて開催されるグループ展「旧ゼロ年代展(α)」に参加させていただきます。

会期は2021年12月1日(水)〜12月12日(日)となります。

 

今回のテーマは「80年代、90年代の文化」。

ビブリオマニア様では過去にも他に類を見ない独特のテーマで企画が行われてきましたが、今回もサブカルチャーを中心に扱う古書店である同店ならではのテーマと言えますね。

展示の詳細は以下のリンクをご参照ください。

旧ゼロ年代展(α)

 

自分の作品は久し振りにデジタルを使用して仕上げたものとなります。

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展示のテーマも相まって、近作とはやや異なる雰囲気の作品となっていますので、ご興味あればぜひ会場にてご覧ください。

 

この展示が今年最後の活動となります。

来年の予定もいくつか決まってはいますが、ひとつの区切りと言えますね。

いい形で締めくくれるよう、準備を進めていこうと思います。

よろしくお願いいたします。

「VANITAS -薄命-」と「子守唄に揺れる花」会期延長のお知らせ

先日「子守唄に揺れる花」の会期が終了となりましたが、今週から展示予定の企画が延期となった事に伴い、アートスープ様のご厚意で一週間の延長展示が決定いたしました。

売約済みの一部作品を除いて、11月14日(日)まで引き続き展示をご覧いただけます。

幅広い表現で、美しく深みのある世界観が感じられる展示となっています。

この機会にご来場いただけましたら幸いです。

作品通販も13日まで対応いただけますので、こちらもぜひご利用ください。

artsoup.buyshop.jp

 

展示は延長となりましたが、予定の会期は過ぎたという事で今回の新作をこちらにも掲載します。

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「VANITAS -薄命-」

今回の作品は夜に咲く花として有名な月下美人を中心にイメージを広げていきました。

月下美人は夜に咲き朝にはしぼんでしまうという性質から、美人薄命の語源となったとも言われています。

そんな生の儚さを感じさせる花と、人生の空虚を訴えるヴァニタスの思想を重ねて表現しました。

上部の花はエンジェルトランペットの異名を持つキダチチョウセンアサガオ

この花は夜に強く香る性質を持ち、強い毒性を持つことでも知られています。

 

今作も金や銀の顔彩を使用しており、細部の描写も含め原画を見ていただけるとより魅力が感じられるものとなっております。

重ねてになりますが、機会があればぜひ会場に足をお運びください。

よろしくお願い致します。

グループ展「子守唄に揺れる花」「fructus2021 岐阜巡回展」告知

次回の展示が近付いてきたので告知させていただきます。

とはいえ既にこちらのブログでも情報が出ている展示なので、まとめて簡単に紹介していこうと思います。

 

まずは群馬県・アートスープにて開催の企画展「子守唄に揺れる花」。

会期は2021年10月29日(金)~11月7日(日)となります。

yudie.hatenablog.com

夜々さんと2人で主催させていただく、「花と夜」をテーマとした展示。

自分はメインビジュアル、描き下ろしの新作を含む原画3点を出展します。

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主催という立場ではありますが、群馬では初めての展示となりますので、お近くの方はぜひ原画をご高覧下さい。

画集等の物販も行いますので、この機会に手に取っていただければ幸いです。

 

 

続いて岐阜県・ギャラリームースにて開催の「fructus2021 岐阜巡回展」。

会期は2021年10月29日(金)〜11月10日(水)となります。

yudie.hatenablog.com

先月開催された愛知展覧会にて展示したタペストリーに加え、出展作品の原画も展示させていただきます。

原画は金の顔彩等を使用し印刷とは異なる質感がありますので、直にご覧いただければ幸いです。

岐阜会場では物販も行いますので、併せてお楽しみ下さい。

 

 

ざっくりした感じとなってしまいましたが、以上となります。

会期が重なって準備に追われているところですが、どちらも良い展示となるよう力を入れていますので、どうぞよろしくお願いいたします。