イラストレーター 夕橙のブログ

イラストレーター、夕橙のブログです。自作のイラストなどを公開していきます。

飛縁魔

先日グループ展「妖怪会議」が無事終了いたしました。

妖怪というテーマの幅広さや懐の深さが感じられる、多様な表現で見応えのある展示となっていたように思います。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

 

今回の出展作品をこちらにも掲載します。

「飛縁魔」

今回はそこそこメジャーな妖怪である飛縁魔をモチーフに、現代風の解釈でアレンジしたキャラクターとして描いてみました。

飛縁魔は美しい女性の姿をした妖怪で、男を堕落させ破滅させると言われています。

ja.wikipedia.org

そうしたイメージから「強い女」をコンセプトに、ロック系のファッションを取り入れて格好良い雰囲気を意識しています。

他に血を吸う妖怪であるとか、火に関連する伝承なども語られているので、吸血鬼や火のイメージもデザインに取り入れました。

普段あまり描かないタイプのデザインですが、結構キャラの立った仕上がりになったのではないかと思います。

 

次回は8月に展示を予定しており、現在はそれに向けて新作を製作中です。

また時期が近づいたら告知させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

グループ展「妖怪会議」告知

久々の展示の告知です。

東京都・高円寺の喫茶マチモ内、Gallery螺旋にて開催される公募展「妖怪会議」に出展します。

会期は2024年6月26日(水)〜6月30日(日)となります。

 

コロナ以来足が遠のいてしまっていましたが、久し振りに東京での展示です。

マチモさんにも長らく行けていないので、会期中には遊びに行きたいと思っています。

 

今回のテーマは「妖怪」。

割と定番のモチーフで、自分も何度か描いてきたものですね。

メジャーな妖怪からマイナーな妖怪、伝統的なものから現代的な都市伝説系まで含めるとかなりの種類があり、定番ながら幅広い表現が可能なテーマだと思います。

自分の作品はこんな感じ。

割と有名な妖怪をベースに、現代的な解釈でアレンジしてデザインしてみました。

会場にて原画をご覧いただければ幸いです。

なお、店内は喫茶店の為、ご来店の際はご飲食のオーダーをお願いします。

 

展示自体も久し振りとなってしまいましたが、今後の予定も少しずつ埋まってきているので、徐々にペースを上げて活動していきたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

アリス&リトル -20240514-(スティング「バロック」より)

今年も大熱波記念日となりましたので、恒例のバロックイラストです。

今回はヒロインの一人であるアリスと、マスコット(?)枠の天使虫リトルを描きました。

アリスは以前にリメイク版のデザインで描いていますが、今回はオリジナル版のデザインです。

yudie.hatenablog.com

個人的には初めて触れたバロックプレイステーションのオリジナル版なので、こちらの方が馴染み深いですね。

アリスの周囲の羽の生えた赤ん坊のような存在がリトルです。

結構不気味な風貌ですが、慣れると可愛く見えてきます(諸説あり)。

 

近頃更新頻度が大変なことになっているブログですが、この記念日は何とか更新できました。

展示等の予定もぼちぼち決まってきましたので、また告知等させていただければと思います。

それでは、今年も良い歪みを!

呪雪 -融解-

先日に引き続き、「白霞との契り」に出展していた作品を掲載します。

「呪雪 -融解-」

前回の「呪雪 -白魔-」からの連作という位置付けで、恨みを晴らした後に雪のように溶けて消えてゆくイメージで描いています。

-白魔-では恨みの表情を前面に出した表現を意識していましたが、こちらは虚ろげな表情で儚さを感じさせるような表現を目指しています。

色味も近い雰囲気ではありますが、雪解けのイメージという事で少し温かみが感じられるよう、ライトをイエローに寄せて仕上げました。

 

今回の雪女というモチーフは実際の展示でも作家ごとに様々なイメージで描かれており、解釈に幅のある面白いテーマだと感じました。

構想段階で異なったアプローチのアイデアもあったので、機会があればまた挑戦してみたいですね。

 

またしばらくはご依頼等の水面下作業となりそうですが、展示やイベントの予定も決まり次第告知させていただきます。

引き続きよろしくお願いいたします。

呪雪 -白魔-

先日グループ展「白霞との契り」が無事終了いたしました。

冬の冷たい空気を感じるような、澄んだ美しさや儚さが魅力的な展示となっていたように思います。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

 

今回の出展作品をこちらにも掲載いたします。

「呪雪 -白魔-」

テーマは雪女という事で、多様な解釈や表現が考えられるモチーフと言えますが、自分は幽霊(悪霊)としての側面にスポットを当てた形で描いてみました。

恨みを抱く対象に復讐するために幽霊となった女性というイメージで、表情を強く見せる事を重視してシンプルな構成でまとめました。

椿の花は血や切り落とされた首を連想させる要素として、さらに白主体の画面に映えるアクセントとしての役割も意図して描いています。

 

今回の展示では連作としてもう一枚の新作も出展していましたので、そちらも後日ご紹介させていただきます。

引き続きお楽しみいただければ幸いです。

雪女

かなり久し振りにペン画を描いてみました。

昨年モノクロのイラストを描いた際にインクをひと瓶買ったのですが、その後持て余していたので、またペンを使ってみようと思い立ちました。

もう随分使っていなかったのでひとまず小さめのシンプルなものにしようと思い、ポストカードサイズでバストアップの構図としています。

せっかくなので1月17日より開催の「白霞との契り」にてフレームレス原画(ドローイング)として販売しようと思います。

 

昔は漫画を描いていた事もありペンでの表現も好きなものなので、今後もドローイングの形でちょいちょい描いていくかもしれません。

描いていてまだしっくりこない部分もあったので、少しずつ慣らして洗練していきたいですね。

グループ展「白霞との契り」告知

前回の記事でも少し触れましたが、次回の展示の告知です。

大阪府・ぎゃらりぃ あとにて開催される企画公募展「白霞との契り」に参加します。

会期は2024年1月17日(水)~1月21日(日) となります。

 

今回のテーマは「雪女」。

日本人には馴染み深い妖怪の一種ですが、少し調べただけでも恐ろしいものや切ないものなど、様々な伝承がみられる多様性のあるテーマとも言えそうです。

この季節にぴったりのモチーフですし、解釈や表現に個性が現れそうなテーマなのでどのような作品が見られるのか楽しみにしています。

展示の詳細は以下のリンクをご参照ください。

白霞との契り - gallery-ato ページ!

 

自分は連作となる新作原画2点を展示させていただく予定です。

今年最初の展示となりますので、いいスタートが切れるような結果となれば嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。