夏の夜の幻影
グループ展「黒髪ロング白ワンピ麦わら帽子展」、先日無事終了いたしました。
作風やテーマに対する解釈など、各作家の個性が発揮されてとても面白い展示となったように思います。
ご来場いただいた皆様、ありがとございました!
出展していた作品をこちらにも掲載させていただきます。
「黒髪ロング白ワンピ麦わら帽子の少女」というとパッと思い浮かぶイメージは青空や白昼の強い日差しといった爽やかな雰囲気だと思いますが、自分はあえて真夜中の墓地というロケーションで描いてみました。
お盆の時期という事もあり、これはこれで夏らしいのではないかと。
テーマ自体に「実際に存在するのかは定かではない概念的な少女」という側面があったので、生身の人物とも幽霊とも取れるようなミステリアスな雰囲気を意識しました。
蛍火のような淡い光で照らされたライティングで、どこか異界のような幻想的なイメージに仕上げています。
ボディラインがシルエットでうっすら透けて見えるのもこだわりポイントです(笑)
来月以降の予定も少しずつ決まってきているので、また順次告知していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
夏陽
ミニ原画の新作です。
間もなく開催となる「黒髪ロング白ワンピ麦わら帽子展」の物販用に描きました。
メインの展示作品は自分の味を出した分やや変化球気味なので、こちらはテーマど真ん中を攻めるつもりで描いてみました。
搬入直前に急いで描いた事もありあっさりした仕上げですが、明るく爽やかなイメージに仕上がったように思います。
展示は今週土曜日、8月3日からの開催です。
メインの作品共々、よろしくお願いいたします。
グループ展「黒髪ロング白ワンピ麦わら帽子展」告知
次回の展示の告知です。
愛知県・特殊書店Bibliomaniaにて開催されるグループ展「黒髪ロング白ワンピ麦わら帽子展」に参加させていただきます。
会期は2019年8月3日(土)~8月12日(月祝)となります。
今回のテーマは文字通り「黒髪ロング白ワンピ麦わら帽子の少女」。
夏という季節に伴って想像されるイメージの中で、共通認識的に思い浮かべられるアレです。
誰もが容易に想像できる偶像的な彼女に焦点を当て、各作家がそれぞれのイメージで描くという企画になります。
Bibliomania様では過去に「葬式展」という企画にも参加させていただきましたが、今回も他にない独創的なテーマとなりとても楽しみにしています。
自分の作品も完成しています。
モチーフとしては非常にわかりやすいテーマとなっているので、基本は外さずに自分らしさを出せるような表現を意識して製作しました。
会場にて原画をご覧いただければ幸いです。
前回告知した大阪でのイベント「毒フェス」も今週末に迫ってきました。
こちらもよろしくお願いします。
「毒フェス」告知
次回の参加イベントの告知です。
以前の記事でも軽く触れましたが、2019年7月28日(日)、大阪の梅田アクト・スリーホールにて開催される展示即売会「毒フェス」に出展させていただきます。
自分のブースナンバーは「43」となります。
「毒フェス」は今回が第一回開催となる新しいイベントで、文字通り「毒」をテーマとしたアングラ・フェッティッシュ色の強いイベントです。
今回はご縁があり、推薦作家として出展させていただきます。
参加される作家様の顔ぶれも豪華でとても面白いイベントになりそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
イベントの詳細は以下のリンクをご参照ください。
今回のイベントでは先日告知させていただいた新刊のミニ画集「いざない」が発売となります。
表紙イラスト「誘惑と偽り」の原画も展示予定ですので、ブースにお越しの際はぜひ直にご覧になってください。
以下に今回の商品をまとめていきます。
続きを読む水底に堕ちる恋
先日、箱の中のお店にて開催のグループ展「水底に眠る」が無事終了いたしました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
個人的には久しぶりの参加となった箱の中のお店の企画展でしたが、相変わらず居心地のいい空間で、楽しい展示となりました。
今回の出展作品をこちらにも掲載させていただきます。
今回の作品はアンデルセンの童話「人魚姫」をベースに、そのアナザーサイドといったイメージで制作しました。
物語のラスト、人魚姫は王子を短剣で殺害することができずに泡となって消えるという原作に対し、王子を殺して自分のものにしてしまう事を選んだ人魚姫です。
歪んだ結末ではありますが、人魚姫にとってはある意味原作よりも幸せな選択なのかもしれません。
人魚姫の表情は陶然とした笑顔で一見明るい印象を持たせ、全体像を見ると印象が変わって見えるような表現を意識しました。
描いている花はアンデルセンの故郷デンマークの国花であるマーガレット。
花占い等、恋にまつわる花というイメージもあり、作品のテーマにも合ったモチーフだと思います。
現在期間限定で「水底に眠る」の作品通販も行われています。
自分の作品も原画とポストカードを取り扱っていただいていますので、展示に来られなかった方もこの機会にぜひご利用ください。
新刊「いざない」告知
前回の記事で予告していた新刊の詳細を告知します。
ミニ画集「いざない」
これまでにミニ原画として発表してきた、ポストカードサイズのイラストを収録したミニ画集です。
表紙イラストは描き下ろし。本文には水彩画、鉛筆画を合わせて16点のイラストを収録しました。
今回収録した作品のほとんどの原画は既にお迎えいただいており、まとまって見られるのはこの画集のみとなります。
販売は7月28日に大阪にて開催される「毒フェス」というイベントが最初になります。
ご興味ある方はぜひ会場で手に取ってご覧下さい。
イベントの詳細については後日改めてまとめさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
誘惑と偽り
新作イラストです。
来月に参加させていただく即売イベントに合わせて新刊を製作する予定なので、その表紙に使用するつもりで描きました。
新刊はこれまでに描いたミニ原画作品をまとめたミニ画集の第二弾を予定しています。
新刊及びイベントの詳細については、後日改めて告知させていただきます。
今回は表紙イラストという想定からなるべく目を引きやすいように、顔を大きく入れたアップに近い構図を取りました。
イベントの時期を考慮して夏らしいイメージも意識しています。
鬼灯の花言葉「偽り」「私を誘ってください」を軸に、色気や少し毒のある雰囲気を狙って描きました。
普段は明確にテーマのある展示用に描くことが多いため、情報量を入れにくいアップの構図はあまり描く機会がありませんでした。
描いてみると全体のバランスやポージングなどが掴みにくく、思った以上に苦労しましたね…。
大変ではありましたが、モチーフの細部までしっかり描き込む事ができるため良い経験になったように思います。