前回に引き続き、大作品企画展「軌跡#3」出展の新作を掲載します。
こちらもその時描きたいものを描いたという作品で、なんとなく吸血鬼が描きたい気分だったようです。
吸血鬼を扱った作品の中でも有名で、後の作品に影響を与えたとされる古典「カーミラ」をイメージして描きました。
今回出展した作品の中でも一際大きいA3サイズで制作しており、画面が大きい分情報量の多い表現を意識して描き込んでいます。
特に暗いロケーションでぼんやりと光る蝋燭の描写に気を遣いました。
背景はディテールを抑えて黒く落とし、平面的な構成に寄せています。
古典的なゴシックホラーのコンセプトに沿った、明快な仕上がりとなったように思います。
昨年末から準備してきた展示も区切りが付いて、ようやく少し落ち着いたというところです。
今後の予定は少し間が空いてしまっていますが、一息入れたらまた何かしら動き出したいと思います。
今年は少し新しい事にも挑戦していきたいですね。
何かありましたらまた告知等させていただきます。
引き続きよろしくお願いします。