先日グループ展「赤とモノトーンの饗宴」及び「Melange」が無事終了いたしました。
二件の会期が重なっていた事もあり忙しい連休となりましたが、参加作家や来場者様との交流など、充実した時間を過ごすことができました。
両展示とも、ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
「赤とモノトーンの饗宴」にて展示していた新作をこちらにも掲載します。
今回は展示のレギュレーションに合わせて黒、白、赤の3色のみを使用しており、モノクロの鉛筆画をベースに水彩の赤を差し色として使用した形です。
特に赤を印象的に見せる構成を意識して、シンプルな構図ですが全体の色のバランスに気を遣って描きました。
バックに添えた赤い花はチグリジア(虎百合)。
「私を愛して」「私を助けて」といった花言葉があり、そのイメージから連想して寂しげな少女を描いています。
虐待や自傷を仄めかす要素を散りばめて、直接的な表現は避けながらどこか不穏な雰囲気が感じられるような演出を意識しています。
今回は展示のテーマに合わせて実験的な表現を試みましたが、割と反応も良く自分でも手応えが感じられたので、今後もこういった鉛筆画ベースの作品を描いてみてもいいかと思っています。
表現の引き出しが増えたという意味でも有意義な挑戦ができ、満足できる展示となりました。
今後の予定はまだ決まっていませんが、少しゆっくりしながら考えていきたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。