イラストレーター 夕橙のブログ

イラストレーター、夕橙のブログです。自作のイラストなどを公開していきます。

呪雪 -融解-

先日に引き続き、「白霞との契り」に出展していた作品を掲載します。

「呪雪 -融解-」

前回の「呪雪 -白魔-」からの連作という位置付けで、恨みを晴らした後に雪のように溶けて消えてゆくイメージで描いています。

-白魔-では恨みの表情を前面に出した表現を意識していましたが、こちらは虚ろげな表情で儚さを感じさせるような表現を目指しています。

色味も近い雰囲気ではありますが、雪解けのイメージという事で少し温かみが感じられるよう、ライトをイエローに寄せて仕上げました。

 

今回の雪女というモチーフは実際の展示でも作家ごとに様々なイメージで描かれており、解釈に幅のある面白いテーマだと感じました。

構想段階で異なったアプローチのアイデアもあったので、機会があればまた挑戦してみたいですね。

 

またしばらくはご依頼等の水面下作業となりそうですが、展示やイベントの予定も決まり次第告知させていただきます。

引き続きよろしくお願いいたします。

呪雪 -白魔-

先日グループ展「白霞との契り」が無事終了いたしました。

冬の冷たい空気を感じるような、澄んだ美しさや儚さが魅力的な展示となっていたように思います。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

 

今回の出展作品をこちらにも掲載いたします。

「呪雪 -白魔-」

テーマは雪女という事で、多様な解釈や表現が考えられるモチーフと言えますが、自分は幽霊(悪霊)としての側面にスポットを当てた形で描いてみました。

恨みを抱く対象に復讐するために幽霊となった女性というイメージで、表情を強く見せる事を重視してシンプルな構成でまとめました。

椿の花は血や切り落とされた首を連想させる要素として、さらに白主体の画面に映えるアクセントとしての役割も意図して描いています。

 

今回の展示では連作としてもう一枚の新作も出展していましたので、そちらも後日ご紹介させていただきます。

引き続きお楽しみいただければ幸いです。

雪女

かなり久し振りにペン画を描いてみました。

昨年モノクロのイラストを描いた際にインクをひと瓶買ったのですが、その後持て余していたので、またペンを使ってみようと思い立ちました。

もう随分使っていなかったのでひとまず小さめのシンプルなものにしようと思い、ポストカードサイズでバストアップの構図としています。

せっかくなので1月17日より開催の「白霞との契り」にてフレームレス原画(ドローイング)として販売しようと思います。

 

昔は漫画を描いていた事もありペンでの表現も好きなものなので、今後もドローイングの形でちょいちょい描いていくかもしれません。

描いていてまだしっくりこない部分もあったので、少しずつ慣らして洗練していきたいですね。

グループ展「白霞との契り」告知

前回の記事でも少し触れましたが、次回の展示の告知です。

大阪府・ぎゃらりぃ あとにて開催される企画公募展「白霞との契り」に参加します。

会期は2024年1月17日(水)~1月21日(日) となります。

 

今回のテーマは「雪女」。

日本人には馴染み深い妖怪の一種ですが、少し調べただけでも恐ろしいものや切ないものなど、様々な伝承がみられる多様性のあるテーマとも言えそうです。

この季節にぴったりのモチーフですし、解釈や表現に個性が現れそうなテーマなのでどのような作品が見られるのか楽しみにしています。

展示の詳細は以下のリンクをご参照ください。

白霞との契り - gallery-ato ページ!

 

自分は連作となる新作原画2点を展示させていただく予定です。

今年最初の展示となりますので、いいスタートが切れるような結果となれば嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

2024年 明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

相変わらず更新の乏しいブログですが、今年も年賀絵を掲載いたします。

昨年はギリギリまで展示用の制作を行っていたため年賀絵は急いで描かねば間に合わず、だいぶシンプルな形となりました。

手数を抑えるために色味をかなり淡くして、テクスチャを強めに使って仕上げましたが、これはこれで面白い雰囲気になったような気もします。

 

今回のキャラは今年1月の展示に向けて制作した作品で描いた雪女となっています。

展示の詳細も近々ご案内させていただきますので、そちらもお楽しみいただければ幸いです。

 

改めて、今年もよろしくお願いいたします。

在りし日の微笑

先日グループ展「Doll's House」が無事終了いたしました。

人形というモチーフを様々な角度から表現された作品が集まり、好きなテーマということもありとても楽しめる展示となりました。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました!

 

今回の新作をこちらにも掲載いたします。

「在りし日の微笑」

廃墟に打ち捨てられた人形という過去にも描いたことのあるシチュエーションですが、今回は室内の空間を意識した構成、演出を重視して表現しています。

薄暗い室内を想定して、窓からの月明かりを限定的な光源としたライティングで人形の肢体を印象付けるような形を目指しました。

全体を青みがかった色調でまとめ、花弁や瞳の赤で要所に視線を集めるよう意識しています。

 

今後はしばらく依頼制作等の水面下の作業に戻ることになりそうですが、また年明けあたりから展示等の予定も入ってくると思います。

表立った活動は控えめとなっておりますが、また予定が決まり次第告知させていただきます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

グループ展「Doll's House」告知

次回の展示の告知です。

大阪府・ぎゃらりぃ あとにて開催される公募企画展「Doll's House」に出展します。

会期は2023年10月4日(水)~10月8日(日) となります。

 

ぎゃらりぃ あとさんは昨年の四季テーマの展示でもお世話になりましたが、少し久し振りの出展ですね。

今回のテーマは「西洋人形(ドール)、ドールハウス」。

ドールは元々好きなモチーフで、繰り返し描いてもいますので、新作に加えて旧作も含めた数点を展示させていただこうと思います。

好きなテーマの展示なので、どのような作品が見られるかも楽しみですね。

展示の詳細は以下のリンクをご参照ください。

Doll's House - gallery-ato ページ!

 

今回の新作はこんな感じ。

自分にとって定番とも言えるテーマという事で、変にひねらず自分らしい表現に落とし込んで描きました。

雰囲気のある一枚に仕上がったと思うので、原画をご覧いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。