先日グループ展「桜と共に散る」が無事終了いたしました。
久々の大阪での展示という事で、自分もしばらくぶりにぎゃらりぃ あとさんまで足を運び在廊させていただきました。
季節の儚さや切なさの感じられる美しい作品に囲まれ、楽しいひと時となりました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
今回の出展作品をこちらにも掲載いたします。
こちらが今回描き下ろしのメイン作品です。
「春の終わり」や「春にまつわる死」といったテーマを受けて、坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」に題材をとって製作しました。
物語の最後、桜の森で女を絞め殺したシーンをイメージして描いています。
陰惨とも言える題材ではありますが、作品から感じられる幻想的な情景の美しさを汲み取れるよう丁寧に仕上げていきました。
情景の儚さや春の季節感を意識して、普段よりコントラストを抑えた淡い色調となっています。
自分の作品は儚さや繊細さを評価していただく事が多いので、淡めの調子は今後も意識していってもいいかもしれませんね。
今回の展示では小品をもう一点描き下ろしているので、そちらも追って掲載いたします。
引き続きお楽しみいただければ幸いです。