特殊書店BiblioManiaにて開催の「葬式展」、無事会期終了いたしました。
画像が今回の展示に描き下ろした新作イラストとなります。
加えてDM用に製作した「眠る処女に、餞を」の原画も展示させていただきました。
タイトルの「Numb(ナム)」は「麻痺」「無感覚」といった意味の言葉で、魂のない死者、人形という存在の空虚さ、死者を模した人形を飾る遺された者の心情などを象徴するイメージです。
もちろん念仏の「南無」とも掛けています(笑)
DMのイラスト同様、葬式をイメージしたイラストなのでモノクロに近い色味となっています。
こちらは背景を細かく描き込んでいるため、微妙な色の変化や明度のコントロールにかなり気を遣いました。
単色であっさりと描いた遺影の少女に対し、人形の描写は立体感と生々しさを意識しています。
今回の展示は企画段階からお手伝いさせていただきましたが、初のBiblioMania主催企画という事もあり多くの反響を呼んで盛り上がったように思います。
ご来場下さった皆様、ありがとうございました!