涼月・ディートリッヒ・シュルツ 鳳・エウリディーチェ・アウスト 冲方 丁著「シュピーゲルシリーズ」より

久しぶりの二次創作。冲方 丁氏は日本SF大賞を受賞した「マルドゥック・スクランブル」や本屋大賞を受賞した「天地明察」等の作品で知られる人気作家です。

自分は冲方氏の以前からのファンで、この「シュピーゲルシリーズ」も愛読していたのですが、その最終章となる「テスタメントシュピーゲル」の1巻が刊行された後しばらく休止となってしまっていました。

その2巻が最近約5年半越しでついに刊行されたので、再開記念として描いてみました。

もともと「シュピーゲルシリーズ」は「オイレンシュピーゲル」と「スプライトシュピーゲル」の2作品が同時進行で展開していて、それぞれの物語がリンクしながらより壮大な物語を形作っていき、最終章の「テスタメントシュピーゲル」で二つの物語が合流するという構成になっています。

今回は「オイレン」サイドの主人公格である「涼月（スズツキ）」と「スプライト」サイドの主人公格である「鳳（アゲハ）」の二人を描いてみました。

この作品は近未来の国際都市「ミリオポリス」を舞台に、治安機構に所属する機械化された「特甲児童」の少女達がテロの脅威に立ち向かう物語です。ライトノベルの枠を超えた重厚でリアリティのあるドラマを冲方氏の圧倒的な筆力で軽妙に描き出しており、普段ライトノベルを読まない方にもお勧めしたい作品です。

ちなみに待望の最新巻なのですが、自分はまだ読めていません。というのもキャラも多く設定も複雑な作品なので、5年越しに読んでも設定がうろ覚えなので一から読み返す必要があるのです…。

読みたい本も溜まっていく一方ですが、時間が全然足りません…。