久しぶりに二次創作。モノクロも久しぶりな気がします。
「カミヤドリ」は現在連載中の漫画「僕だけがいない街」が話題の三部けい氏の過去の代表作といえる作品で、単行本5巻までで一時中断した後、続編「神宿りのナギ」全3巻で完結を迎えました。ジラルドは第一部の「カミヤドリ」の主人公で、ヴィヴィは全編を通してヒロインの一人にあたるキャラです。
この作品は人間を異形の怪物に変える伝染病「カミヤドリ」に発症した患者を殺して「浄化」する特捜（スカッドラ）の戦いを中心に描いた物語です。アクションシーンのスピード感や迫力もさることながら、サスペンスの要素を含んだ演出や丁寧な心理描写で「読ませる」作品としても魅力的な漫画になっています。
この二人の武器は共にハサミがモチーフになっていて、特にジラルドの銃「鋏（シザース）」は非常に特徴的かつ格好良いデザインになっているのですが、実際に描いてみた所とても難しく大変苦労しました。この銃でアクション漫画を連載していた三部氏はやはり凄い漫画家ですね。
普段自分はほとんどトーンを使わないのですが、褐色肌の表現はさすがにトーン無しでは難しいのでそこだけはトーンに頼りました。
自分はトーンを切って貼るという作業が大変苦手で、極力トーン無しで描けるようにペンタッチやベタを磨いてきた訳ですが、今回は折角ソフトがあるのでデジタルで「塗って」います。これはかなり便利だし楽ですね。
とはいえなるべくトーンを使いたくないというスタンスは変わらないのですが（笑）
