イラストレーター 夕橙のブログ

イラストレーター、夕橙のブログです。自作のイラストなどを公開していきます。

2022年活動まとめ

今年も年の瀬という事で、一年の活動を振り返ってまとめてみようと思います。

今年最も印象的だったのは、四季をテーマとした通年の企画に参加させていただいた事ですね。

一年を通して取り組んだ長丁場の製作で、その他の予定も合間を縫って組んでいく形となり、大変でしたが充実した活動となったように思います。

昨年はイベント出展があまりできませんでしたが、今年は新刊の画集を製作してイベントもある程度増やす事ができました。

改めて作品も添えて振り返っていきますので、よろしければお付き合いください。

 

1月23日 動画「星の意思」公開

動画「星の意思」提供イラスト

今年は展示等の活動はスロースタートでしたが、年の初めにも動きがありました。

不適合作家エコー様からのご依頼でイラストを製作した、コラボ動画第二弾となる作品「星の意思」の公開です。

動画の展開を考慮して差分を作る形での製作となり、普段の自分の作品とはテーマも手法も異なる表現に挑戦する事となりました。

原画展示が中心の活動のためデジタルでの製作頻度は少なくなりましたが、こうした差分の表現などは強みが生きる部分ですね。

依頼製作は毎回自分に無い発想から形にしていくので、難しくもやりがいのある作業です。

 

 

3月23日~3月28日 グループ展「桜と共に散る」 ぎゃらりぃ あと

出展作品「桜の下の虚空」

大阪・ぎゃらりぃ あと様にて開催された「四季と死期」をテーマとした通年の企画展、春の会期です。

前述した通り、今年の活動の中心となった大型の企画展の第一弾ですね。

メイン作品は春の季節感も意識して、コントラストを抑えた淡い色調で仕上げました。

一年通して季節毎のアプローチを考えて製作した事も良い経験となりましたね。

 

 

4月3日 「名古屋コミティア60」 名古屋国際会議場

画集「幻葬花」表紙

お馴染みとなったイベント名古屋コミティアです。この回が新刊画集「幻葬花」の初出しでした。

イベントの出展自体も一年振りと久々でしたが、活気も感じられ楽しい時間を過ごすことができました。

コロナに関してはまだ油断できる状況ではありませんが、こうしたイベントが絶えないよう対策しながら続けられる事を願っています。

 

 

6月1日~6月6日 グループ展「新緑の中に消える」 ぎゃらりぃ あと

出展作品「朽花謳うメメント・モリ

出展作品「「またね。」」

四季と死期テーマの企画展、夏の会期です。

夏のモチーフを中心に構成しつつも、対照的な色彩で仕上げた2点を出展しました。

特に「またね。」は自分としては珍しい色遣いの一枚ですね。

これに限らず、今年は表現の幅を広げるよう模索した一年ともなったように思います。

 

 

7月6日〜7月10日 グループ展「物語に咲く華の名は」 Gallery螺旋

メインビジュアル「Juliet -散華-」

出展作品「Beatrice -徒花-」

続けて公募展のメインビジュアルを担当させていただいているGallery螺旋様にて、今年もメインビジュアルを手掛けた企画が開催されました。

二度開催した人形テーマの企画から趣を変えて、「ヒロイン」をテーマとした公募展です。

物語を元にした作品は度々描いてきたものですが、まだまだ描いてみたいモチーフもあるので、今後もこうしたテーマで描く機会を作っていきたいです。

 

 

9月11日 「第1回名古屋イラストマーケット リベンジ!」 ウィンクあいち

 

新たに立ち上げられた、オリジナルイラストに特化した即売会。昨年予定されていた第1回が中止となり、今年リベンジとして開催されました。

新刊も製作してイベントには積極的に参加していきたいと考えていたので、地元でこうしたイベントが開催されるのは喜ばしい事でした。

こちらのイベントは今後も継続した開催を予定していますので、ご興味あればチェックしてみてください。

illust758.wixsite.com

 

9月15日〜9月21日 グループ展「fructus2022 愛知展覧会」 ギャラリーチカシン

出展作品「狐と死人」

昨年から引き続きの開催となる、秋がテーマのグループ展。作品は大判タペストリーでの展示でした。

四季と死期テーマの秋の会期も重なったため、原画はそちらで展示しています。

この作品は見ていただいた方にも好評で、参加作家内で行われた投票でも4位入賞をいただく事ができました。

久し振りにサイズの大きな作品という事でじっくり力を入れて描き込んだ、個人的にも気に入っている一枚です。

 

 

9月21日~9月26日 グループ展「落ち葉を連れて朽ちる」 ぎゃらりぃ あと

ドローイング「死人花

四季と死期テーマの企画展、秋の会期です。

前述の通りメインの作品は「fructus2022」と共通のものですが、どうにかドローイングを製作して送り出しています。

彼岸花は好きなモチーフで度々描いていますが、実際かなり苦手なモチーフでもあり、描く度に「もうしばらくは描きたくない」と思います。

でも来年の秋頃にはまた描いてるかもしれませんね…。

 

 

10月2日 「名古屋コミティア61」 名古屋国際会議場

 

 

10月7日(金)〜10月19日 グループ展「fructus2022 岐阜巡回展」 ギャラリームース

 

 

10月15日(日)~11月2日 グループ展「カルポディエム~今日という日の花を摘む~」 ギャラリーカフェテオ

出展作品「とこしえの華」

何度も足を運んでいながら展示には初参加となった、ギャラリーカフェテオ様での企画展。

知り合いからも「初参加なのは意外」と言われてちょっと面白かったです。

作品は自分の定番とも言えるモチーフで構成していますが、少しアプローチを変えて明るい印象に仕上げています。

テオさんも好きなお店なので、今後も機会があれば展示に参加させていただきたいと思います。

 

 

12月3日、4日 「クリエーターズマーケットvol.47」 ポートメッセなごや

 

東海地方最大の展示即売イベント、クリエーターズマーケットにも久し振りに出展しました。

久々の大規模イベントという事で体力的にも消耗しましたが、沢山の来場もあり充実した二日間となりました。

春に新刊を出したとはいえ、その後イベント用の作品があまり用意できなかった事が反省点ですね。

既存のグッズも完売したものが出てきているので、来年はグッズ製作も考えていく必要がありそうです。

 

 

12月14日~12月19日 グループ展「雪と伴に溶ける」 ぎゃらりぃ あと

DM使用作品「ユビキリ」

出展作品「毒林檎」

四季と死期テーマの企画展、冬の会期です。

四季展示のラストであり、自分にとっては今年の締めくくりの展示でもありました。

冬の冷たさ、雪に覆われたような静けさを意識して、余白を活かした表現に挑戦した作品がメインとなっています。

挑戦作となった「毒林檎」はお迎えもいただき、表現を模索してきた一年が報われたような思いです。

 

 

あっという間の一年という感覚ですが、改めて振り返ると様々な試みに挑んで、模索を続けた有意義な一年だったと感じます。

少しは表現に幅や深みが出せていると思いたいですね。

 

今年も一年お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

来年もゆっくり目の立ち上がりとなりそうですが、活動は続けていきますので引き続きお付き合いいただければ幸いです。

それでは、良いお年を。