荊姫
最近よく描いているポストカードサイズのミニ原画です。ミニ原画はあまりコンセプトを詰めずにその時描きたいものを描いている感じなので、人形が多めになりそうですね。
先に掲載した絵は寒色寄りで低彩度のものだったので、今回は赤をメインに、なるべく鮮やかな色を使ってみました。
鉛筆の比重が高いので水彩画としては彩度は低めになってしまうのですが、そこは作風や好みの問題でもあるので目をつぶります…。
しばらく離れていたアナログ絵ですが、塗り方はそこそこ掴めてきたように思います。
こちらの原画も12月3日、4日のクリエーターズマーケットにて展示販売します。
お時間ありましたら遊びに来ていただけると嬉しいです。
葬馬燈-Funeral memories-
ミニ個展「葬馬燈-Funeral memories-」本日無事終了いたしました。
最終日の今日は在廊していたのですが、たくさんの方が見に来て下さって交流もでき、楽しい一日になりました。
お越しくださった皆様、どうもありがとうございました!
このイラストは今回の展示のメインとしてDM等にも使用したものです。
こちらのブログでは制作過程も公開していましたが、ここで全体像を掲載いたします。
DMや画集の表紙では左半分のみを見せるので、左側だけで人物メインのイラストとして成立するような構図にしつつ、全体でみると広い空間を見せるイラストとなるように構成しました。
普段の作品はほぼA4程度のサイズで描いているのですが、このイラストは画集の表紙と裏表紙にまたがる構想で倍のA3で制作しました。
画面も大きく空間も広いのでパースには苦労しましたが、大きな破綻はなく纏められたと思います。
製作過程でも書きましたが、フィルムには過去の作品を合成しています。
これまでの積み重ねがあってはじめて出来る試みでもあり、今の自分の代表作と呼べる、思い入れの強い一枚となりました。
ミニ個展を一つの節目として考えていましたが、今後も展示やイベントの予定は決まってきています。
引き続きこのブログにもお付合いいただければ幸いです。
クリエーターズマーケットvol.35 告知
12月3、4日に愛知県「ポートメッセなごや」にて開催される「クリエーターズマーケットvol.35」に出展することになりました。
前回もお誘いいただいた七日様のサークル「Trois Sorcieres」のブースに、今回もお邪魔させていただく形になります。
ブースはB-126,127。両日参加です。
急遽参加が決まった事もあり、グッズ等の新作を用意する余裕はないため自分の商品はほぼ名古屋コミティアの時のままとなります。
名古屋コミティアの時の商品は以下を参照。
とはいえ何も用意しないのも何なので、ミニ原画としてポストカードサイズのイラストを展示販売しようと思います。
「still life」
こちらのイラストの原画を持って行きます。
Trois Sorcieres様はドール服等の雑貨も扱うサークルなので、テイストを合わせて人形を描きました。もちろん趣味も兼ねてますが(笑)
余裕があればもう少し描きたいですが、展示用の制作もあるので難しいかもしれません…。
クリエーターズマーケットは沢山のクリエイターが集まるとても大きなイベントなので、お時間ありましたら是非足を運んでみて下さい。
自分も当日は楽しんできたいと思います。
愛し子
この頃水面下の制作ばかりなので、新作を載せるのは久しぶりですね…。
こちらはポストカードサイズでアナログ制作したものです。
前回の記事で告知したグループ展「我が名は暗黒」内の企画、「暗黒缶バッジガチャ」において当たりくじが出た場合に貰える景品として、この絵の原画をプレゼントします。
展示にお越しの際にはガチャも回してみていただければ幸いです。
サイズも小さいので、構成は描き慣れたモチーフでシンプルに収めました。アングラ展なので、病んだ雰囲気の少女を描いています。
水彩の練習も兼ねて、今後のイベント等に向けてミニサイズの原画を幾つか描いていきたいと思っています。
ミニ個展「葬馬燈-Funeral memories-」もいよいよ明日から開催となります。
展示のメインとなる作品はジークレーによる高品質プリント、額装もこだわった一点物となっています。
こちらもよろしくお願いします。
グループ展「我が名は暗黒」告知
本日グループ展「廃都市」が無事終了いたしました。
今回の展示では原画もご購入いただき、手応えを感じる結果となりました。主催者様、参加作家の皆様、足を運んで下さった皆様にお礼を申し上げます。
今月はまだミニ個展も控えていますが、今回は来月参加するグループ展の告知をさせていただこうと思います。
自分が普段からお世話になっている作家の、有我悟様の主催される企画展「我が名は暗黒」。
会期は2016年12月11日~17日、会場は愛知県「箱の中のお店」です。
詳細は以下のリンクをご参照下さい。
http://www.tantramachine.com/dark/dark.html
この企画展のテーマは「愛知県に地縁のある作家による、暗黒な作品の展示」。
愛知県を中心として活動するダーク系の作家に作品を発表する機会を作るという趣旨のもと、表現規制なしのアングラ系企画として開催されます。
自分は今回デジタル、アナログそれぞれ一枚ずつ新作を出展する予定。
表現規制なしという事で、普段より一歩踏み込んだ表現に挑戦してみたいと思っています。
地元の方もそうでない方も、ダークな作品が好きなら一見の価値がある展示になりそうなので興味がありましたら足を運んでみて下さい。
さらに展示内企画として作家が卒塔婆に直接ペイントして展示する「卒塔婆展」、作家によるオリジナル缶バッジが入った「暗黒缶バッジガチャ」が企画されています。
こちらも参加させていただくので、普段のグループ展よりも充実した点数の作品を発表できそうです。
現在はこちらの制作とミニ個展の準備を進行中。なかなかブログの更新まで手が回っていませんが、気にかけていただけたら幸いです。
11月21日より開催のミニ個展については以下の記事をご参照ください。
こちらも会期が迫ってきました。どうぞよろしくお願いいたします。
静寂に息衝くもの
愛知県「箱の中のお店」にて2016年10月30日(日)~11月12日(土)開催のグループ展「廃都市」出展作品です。
今回は久しぶりにアナログで仕上げました。使用画材はペン、鉛筆、透明水彩。
展示に何度か参加させていただいた中で、やはり「原画」である事の強みは大きいと感じていたので今回はアナログ作品で参加しました。
テーマの「廃墟」に合わせて、人の住まなくなった廃屋に打ち捨てられた壊れた人形というイメージで描きました。
人の営みが絶え、時を止めた空間にひっそりと息衝く「気配」を感じるような作品を目指しています。
格子窓越しに室内を覗くような形で構図を取り、朽ちた建物の不安定感を演出するために画面を少し傾けています。
室内は薄暗くしてメインの人形が白く浮き上がるような見え方を意識しました。
屋外の薔薇は黒薔薇にして、全体的にくすんだトーンの中で人形に絡んだ赤薔薇が目を引くようにしています。
今回は細かい要素が多い為、主線はつけペンでペン入れして形をはっきりさせています。人形の髪だけは柔らかく仕上げたかったのでポイントだけを押さえる形でペンを使い、ほぼ鉛筆のタッチで形を起こしました。
アナログで本気で仕上げたのはほぼ1年ぶりなのでやや不安もありましたが、デジタルでは出せない味もあり悪くない作品に仕上がったと思います。
近頃アナログで習作等も描きましたが、割と好評で周囲からもアナログ作品を勧められているので、今後はバランス良くデジタルもアナログも手掛けていきたいですね。
アナログ作品はやはり原画で見るのが一番なので、お近くの方は是非会場に足を運んでみて下さい。
ミニ個展「葬馬燈-Funeral memories-」告知
これまでも度々触れてきましたミニ個展ですが、開催まであと一月となりましたのでそろそろ正式に告知をしようと思います。
タイトルは「葬馬燈-Funeral memories-」。会場は名古屋の伏見地下街にあります夢画廊です。
会期は2016年11月21日(月)〜11月26日(土)。祝日の23日(水)はお休みなのでご注意下さい。
DMの画像を掲載しておきます。
今回の企画は暗黒電波美術家・ボブ山氏の主催で四人の作家が合同で行う展示ですが、「グループ展」ではなくそれぞれが独立した「ミニ個展」として各自の展示を作り上げます。
自分の展示では「追憶と葬送」をテーマとして、過去の代表作を網羅した展示を行う予定です。
新作はDM等に使用している作品のみですが、過去に発表した作品もグレードの高い紙に出力し直して展示しようと思っています。
会期となる11月は自分が初めて展示会に参加してちょうど一年、加えて30歳を迎える誕生日のある月でもあります。
この節目といえるタイミングで、小規模とはいえ個展を開く機会に恵まれたのは幸運な事だと思います。
タイトルの「葬馬燈」には、これまで積み重ねた過去を「思い出」として、新たな一歩を踏み出すための「葬送」という意味を込めています。
10月末の名古屋コミティアに始まって、グループ展「廃都市」、ミニ個展と慌ただしいですが、充実した一ヶ月となりそうです。
お時間ありましたらお付合い頂ければ幸いです。
この先しばらくは準備や制作でこのブログの更新頻度はさらに落ち込むと思われます。ツイッターの方では経過をちょいちょいつぶやくかもしれませんが…。
展示作品や今後の予定などは折をみて掲載していくので、気長にお待ちいただければと…。
余談ですが、今日はてなから1年前のブログの振り返りメールを受け取ったのですが、初めてのグループ展の告知記事を書いたのがちょうど1年前の今日だったようです。
そこから活動を続けてこうしてミニ個展の告知ができるというのは感慨深いものがありますね。
応援して下さっている読者様方にも感謝しています。いつもありがとうございます。