イラストレーター 夕橙のブログ

イラストレーター、夕橙のブログです。自作のイラストなどを公開していきます。

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鬼と巫女 ペン入れ

ペン入れをしました。今回は背景もある程度かっちりさせたかったのでペンを入れています。 黒ベタは重なり合う要素を整理してすっきり見せる為に使用しています。特に白姫の持っている榊の辺りはごちゃついているので、後ろの紅の外套をベタで黒くして多少は…

鬼と巫女 下描き

下描きができました。今回はキャラを大きく見せることを重視して、背景はシンプルにしています。 キャラが多い上に結構気合を入れてデザインしたため、見せたい所が多く構図に苦労しました。結局最低限見せたい要素がかち合わないように描くのが精一杯という…

鬼と巫女 キャララフ2

前回に引き続きキャラのラフと設定を書いていきます。 左:茨木 紅(いばらき こう)右:菊池 瑠衣(きくち るい) 紅が鬼となった少年、瑠衣が紅に憑いている幽霊の少女です。 紅の名字の茨木は伝承の鬼、「茨木童子」から。名前は自分の中で鬼は赤のイメー…

鬼と巫女 キャララフ1

これまで制作してきた四季連作は情景を重視したイラストだったので、今度はキャラを前面に出したイラストを描いてみたいと思います。 漫画のネタとして設定だけぼんやり考えていたものを元にして「ラノベっぽい」感じを目指して一枚描いてみようと思うので、…

丹波庵・乃木玄之丞 戸土野正内郎著「イレブンソウル」より

二次創作です。「イレブンソウル」はコミックブレイドにて連載されていた漫画で、ジャンルはSFアクションです。SFというジャンルには自分はあまり馴染みがないのですが、この作品は「志」をテーマに熱い人間ドラマが展開されていて夢中で読んでいました。 遺…

四季連作 まとめと解説

折角連作でイラストを描いたので、簡単な解説付きでまとめを作ってみることにしました。 春「薄紅の墓標」 連作一枚目。実はこの時点では連作で描く事は想定していませんでした。「桜の木の下には死体が埋まっている」という有名なフレーズから思いついた情…

血華の葬列

完成しました。四季連作・冬、正式タイトル「血華の葬列」です。 白いものを活かすためには濃い所との濃度差が重要だと思ったので、背景の雪原については前回からほとんど加筆せず、人物と椿の濃度とコントラストを高めて白を際立たせる方向で仕上げました。…

四季連作・冬 着彩1

着彩を進めました。全体を寒色系の色味に寄せるため、影を中心に淡く青を敷いています。 今回は白い背景に人物と椿が浮かび上がるような見え方を目指して、人物と椿を中心的に描き込んでいます。背景はほぼモノトーンで仕上げ、彩度の高い赤を際立たせる計画…

越山識・深見真理・井上大将 杉基イクラ著「ナナマル サンバツ」より

冬のイラスト制作中ですが、ちょっと息抜きに二次創作を。 杉基イクラ氏は小説「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」やアニメ映画「サマーウォーズ」のコミカライズ等で知られる漫画家ですが、オリジナル作品でも素晴らしいものを沢山描かれています。 「ナナマ…

四季連作・冬 着彩前

鉛筆で遠景と陰影を描き込みました。ちょっと思いついたのでこっそり包帯も描き足しています。 ずっと空いていた画面上部の空もようやく描き込まれました。厚い雲に覆われた曇り空で、遠くの雲間から光が射しているというイメージです。 イメージに近付くよ…

四季連作・冬 ペン入れ

下描きの微修正の後ペン入れを行いました。 下描きを描いた直後にはなかなか客観的に見る事は難しいのですが、少し時間をおいて見直すと気になるところが出てきます。ペンを入れてしまうと線の修正がきかなくなってしまうので、慌ててペン入れに進まずに少し…

四季連作・冬 下描き

四季連作、最後の一枚となる冬のイラストに取りかかりました。今回も制作過程を公開していこうと思います。 まずは下描き。今回は雪原のイメージで割とシンプルな構成にするつもりでしたが、近景の椿にかなり手こずりました。 人物の歩いた跡に落椿が残ると…

淵かさね・野菊 松浦だるま著「累-かさね-」より

二次創作第二弾です。「累-かさね-」は自分が今注目している漫画の一つで、イブニングにて連載中です。手前の白い方が「野菊」、奥の黒い方が主人公の「かさね」です。 醜い容貌の少女かさねが母の遺した口紅の力で他人と顔を入れ替え、舞台女優として活躍し…